本コースでは、ITIL®が提唱するサービスライフサイクルやサービス提供と合意(以下SOA)のプロセスについて実践的な視点で3日間にわたり学びます。本コースはSOAプロセスにおける実務レベルの活動や方法、アプローチに焦点をあて、受講者がサービスライフサイクルを通して、これらのプロセスを実践できるようになることを目的としています。また本コースは受講者参加型のシナリオベースの教育を採用し、受講者がITIL®ベストプラクティスの主要な原則を学び、認定試験に合格するようサポートします。
対象者
本コースは下記に該当する方を対象としています (下記は一例であり、これらに限定するものではありません)
- ITIL®ファンデーション認定(バージョン3)、またはITIL®ファンデーションブリッジ認定資格をお持ちの方
- SOAについて理解を深めたい方、自社におけるITサービスマネジメントの品質向上のためSOAに関わる活動の実践方法を学びたい方、以下のプロセスに携わる方(例:サービス・ポートフォリオ管理、サービス・カタログ管理、サービスレベル管理、需要管理、サプライヤ管理、財務管理、および事業関係管理)
- ITサービスマネジメントやその改善活動に携わっているITプロフェッショナルの方
- 次の役職や業務に就いている方: ITプロフェッショナル、IT/事業マネージャ、IT/ビジネスプロセスオーナなど
学習目標
- ITサービスマネジメントを概念や知識だけでなく実践的に理解し、SOAプロセスがサービスライフサイクルにどのように寄与するか理解する
- サービスを提供するためにSOAがなぜ重要なのかを認識し、SOAプロセスが他の段階のプロセスとどのように関連するか理解する
- SOAプロセスの活動、手法、および機能について理解する
- SOAプロセスの活動や機能の導入や実践方法について理解する
- SOAのパフォーマンス測定方法を理解する
- ITセキュリティの重要性とそれがどのようにSOAをサポートするか理解する
- SOAをサポートする技術および導入要件について理解する
- SOAにおける課題や主要成功要因、リスクについて理解する
コース開催手配
- 定員: 講師1名に対し受講者18名
- 座席配置: U字型に配置(推奨)
- 受講環境: ホワイトボード(もしくはフリップチャート)、プロジェクター
- 受講条件の確認: コース開始前にITIL®ファンデーション(バージョン3)、またはファンデーションブリッジ認定証の回収
必須条件
- ITIL®ファンデーション(バージョン3)、またはITIL®ファンデーションブリッジ認定資格
推奨事項
必須ではありませんが、下記を満たすことで、より深くSOAを理解することができます:
- ITの基礎知識があること、また2年から4年程度のITサービスマネジメント実務経験がある
- IT関連用語の知識があり、自身の業務においてSOAがどのように機能しているか理解している
- サービス・プロバイダとしてサービスマネジメントにおける実務経験があり、下記のいずれかのプロセスに対し責任を追う立場にある(例:サービス・ポートフォリオ管理、サービス・カタログ管理、サービスレベル管理、需要管理、サプライヤ管理、もしくは財務管理)
- ITIL®サービスライフサイクルのコア書籍、特にサービスストラテジおよびサービスデザインの内容を予め学習し、試験準備として12時間程度の自己学習ができる
コース教材
- 参考資料
- ワークブック
- 模擬試験(シナリオ、問題用紙、解答)各2種類
- ファースト・エイド・キット
- クイック・リファレンス・カード
- eラーニング受講用ログインIDおよびパスワード(お申し込み後発行。有効期限は90日間)
eラーニング動作環境
- ブラウザ: Internet Explorer 9、Firefox13、Chrome20、Safari5以上
- CPU: PentiumⅣ以上
- Cookie: 有効
- JavaScript: 有効
- 解像度: 1024×768ピクセル
- ネットワーク環境: ブロードバンド・インターネット接続
事前学習 | 1日目 | 2日目 | 3日目 |
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自己学習事前学習 | はじめに | 4.サービスレベル管理 | 7. ITサービス財務管理 |
| 1.SOAの概要 | | 8. 事業関係管理 |
| 2. サービス・ポートフォリオ管理 | | 9. 役割と責任 |
| 3. サービス・カタログ管理 | 5. 需要管理 | |
| 昼休み | 昼休み | 昼休み |
| 3. サービス・カタログ管理 | 5. 需要管理 | 10. 技術と導入に関する検討事項 |
| 4.サービスレベル管理 | 6.サプライヤ管理 | 11. 試験準備/模擬試験 |
| | 7. ITサービス財務管理 | 試験 |
| 自己学習
(課題・学習内容の復習)
| 自己学習
(課題・学習内容の復習)
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コースの開始時間、講義時間、休憩時間および終了時間はおおよその目安です。
必須条件 | 認定教育事業者による、SOAコースの修了 |
再試験時の 必須条件 | 受講修了書などSOAコースの修了を証明できるもの
(修了書の発行につきましては、各自認定教育事業者にお問い合わせください)
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持ち込み | クローズドブック(持ち込み不可)形式でシナリオベースの問題が多肢選択式で8問出題 |
配点 | それぞれ5点、3点、1点、0点(不正解) |
試験時間 | 90分間 |
合格ライン | 40点中28点以上(正答率70%以上) |
受講者の声
- 理想的な仕事のあり方や進め方の例を示して頂き、今後の自分のキャリア形成の上でも非常に参考になりました。これまででもっとも有意義な講義でした。
- 知識という意味では、現時点でかかわっている業務とフェーズがマッチしており、観点や方針として活用できるため、有意義に感じた。また、資格取得という意味ではITIL®のポイントや模擬試験があり、役立った。
- 単にテストに合格するという目的だけだなく、ITIL®の考え方を丁寧に教えていただいた。
- グループワークを用いてITIL®を実践することにより、試験対策に留まらず実践的な知識として習得すると共に、試験合格に必要なマインドを身に付けることが出来た。
- 講師の方が実務経験者だったため具体例がとてもわかりやすかった。
- 事業関係管理など顧客との関り方をベースにしたプロバイダの役割を体系的に学ぶことができ、普段の業務に必要だった知識の習得ができた。
公開コース開催日程
ITプレナーズが開催している公開コースのスケジュールです。すべてのコースは開催が確定しています。
パートナーのみなさまは、最少催行人数や教材・試験の発注などを気にすることなく、受講者を参加させることができます。受講者のみなさまは、ご希望のコースをご希望のパートナー経由でお申込みいただけます。
- 2022年4月
- 4/18-20 Zoom
- 2022年5月
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- 2022年6月
- 6/1-3 Zoom
- 2022年7月
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- 2022年8月
- 8/29-31 Zoom
- 2022年9月
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- 2022年10月
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- 2022年11月
- 11/9-11 Zoom
- 2022年12月
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