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テスト、交流、寿司、日本酒!最高だったスクラムフェス新潟2022現地参加レポート

2022年5月20日(金)-21日(土)に開催されたスクラムフェス新潟。初開催である今回は、オンラインでの開催と、新潟駅前の「NINNO」でのオンサイト開催とのハイブリッドで行われました。
ITプレナーズはゴールドスポンサーとして協賛し、オンライン3名、現地にも2名が参加しました。本レポートでは、現地の様子をお届けします!

オンサイト会場であるNINNOはアクセス抜群の新潟駅前にあり、スタートアップ企業や教育機関・研究機関が集まっている注目のITイノベーション拠点施設です。NINNOという名は、NIIGATA×INNOVATIONから来ているとのこと。内装も洗練されていて居心地が良く、新しいアイデアやコラボレーションが生まれそうな素敵な場所でした。

現地には、40~50名ほどの方が参加されていました。
スクラムフェス新潟はドイツのポツダムで開催された「Agile Testing Days」に影響を受けたイベントで、そのため、テストをテーマとしたセッションが多く設けられています。受付でも「I AM A GOOD TESTER」と書かれたピンクのリストバンドが配布されました。これを身に着けているだけで、自分もGOOD TESTERになったような気分になれますね!

1日目のキーノートは、20年以上の経験を持つテスト専門家ダニエル・マスリンさんによる「G.O.O.D Testing is Important for Everyone / G.O.O.D.テストは誰にとっても大切」。ダニエルさんはベルギー在住ですが、今回はオンライン参加ではなく、来日して現地での講演となりました。
セッションではダニエルさんが来日時の飛行機内や日本で撮った楽しい写真を交えつつ、「Gives」「Observes」「Opens」「Determines」の頭文字からなるG.O.O.D Testingの原則を紹介。今やソフトウェアは世界のあらゆる場所で活用されており、だからこそ、良いテスターであることが重要である。品質だけではなく、職業倫理を持って正しいソフトウェアを作るべき、という思いが語られました。

その後行われたネットワーキングパーティーは、新潟の美味しいごはんとお酒を満喫できる、大変豪華なものでした。地元の居酒屋「しまや」さんと酒屋「都屋」さんが全面協力体制。お寿司にお刺身、カキフライ、村上牛のステーキなどが次々と運ばれ、日本酒は「北雪」銘柄が多数勢ぞろいしました(お酒に弱い人のために甘酒まで用意!)。
今年も現地参加チケットは大人気ですぐに売り切れたとのことですが(我々はスポンサーのため高みの見物……)、この豪華さを見てしまうと、来年の現地参加チケットはいったいどんな争奪戦になるのでしょうか……?
ひさしぶりのリアルでのパーティでしたが、素晴らしい料理とお酒とともに様々な方とお話しができ、とても素晴らしい時間を過ごせました。

2日目は、ITプレナーズでアジャイル講師もしていただいている岩村さんによる、オンライン・ヨガセッションでさわやかにスタートしました。

スクラムフェス新潟では、オンライン含め4つのトラックが同時並行。テストをテーマにしたセッションを中心にしつつも、メンタルヘルスやアジャイルリーダーシップをテーマにしたものもあり、興味のあるセッションを絞るのに一苦労です。

お昼にはお弁当も提供されましたが、様々な種類のお弁当の中にはうなぎやステーキまで登場。全く手を抜かない、徹底したおもてなしの姿勢にはただただ感服です……。

うなぎ、2年ぶりくらいに食べました…

さて、ITプレナーズは現地にスポンサーブースを構えておりましたが、他のブースの方ともたくさんお話しさせていただきました。
特に、向かいのブースで大日本印刷株式会社さんが紹介されていた「スクラムが体験できるボードゲーム~目指せスクラムマスター~」のテストプレイにお声がけいただき、参加させていただいたのはボードゲーム好きとしてとても嬉しかったです! 本ゲームは今後コンサルティングメニューとしてのサービス提供を目指して開発中とのこと。完成を楽しみにしています!

2日目の最後を飾るエンディングキーノートは、新潟でプロジェクションマッピングを中心とした多様なサービスを提供する、株式会社ソルメディエージ 代表取締役である丸山健太さんによる「Possibility to be born from crazy!」。なんとスクラムフェス新潟・運営委員長である伊藤潤平さんと同じ町内会の方で、そのご縁により、今回ご登壇いただいたそうです。
「夢中になって好きなことをつづけ、周囲の人を動かしてきた」という丸山さんが、これまで経験した様々なエピソードを、会場の大画面でプロジェクションマッピングの映像と共に紹介。「心臓を強く持つ」「遊び心は発見の宝庫」といった、まっすぐなメッセージに胸が打たれる講演でした。

その後のネットワーキングパーティーでは、再び豪華なお酒と食事が登場。提供は1日目と同じ居酒屋「しまや」さんですが、なんとメニューが変わっており、今度は寿司・刺身に加えて巨大なハマグリや毛ガニといった豪華食材が惜しみなく提供されました。絶対に新潟の味を忘れさせないぞ、という強い意志が感じられます……。

出発前には「新潟に行くなら、このお店で食べて帰ろうかな~」などと食べログを覗いて目星をつけていたのですが、結果的には、まったくその必要がないほど、会場内でたくさんの新潟グルメを堪能することに。本当にお腹いっぱい、頭も思い出もぎっしり詰まった状態で帰路につきました。現地参加、最強すぎる……。

今回が初開催となった、スクラムフェス新潟。セッション内容の素晴らしさに加えて、現地のホスピタリティが大変素晴らしかったことも強く印象に残りました。主催の方、会場NINNOの方、また料理等にご協力くださった方々。地域のみなさまの強い思いが伝わる、とても熱いイベントでした。
ITプレナーズは、今後も業界および地域社会の活性化に貢献できるよう、スポンサーとして各種イベントにご協賛していきたいと思っております。
来年の開催も楽しみにしています!

 


ライター:Nanami Hirokawa