2026年6月8日、イオン株式会社様が主催する社内イベント「デジとーく」にて、ITプレナーズの講師・尾崎亜由美が登壇いたしました。
「デジタル時代、チームはどう変わる? ―組織づくりを前に進めるヒント―」と題し、ワークショップ「壁を突破するための変革マネジメント」の開発者でもある尾崎講師が、マインド変革のカギとなる考え方や、組織変革の際にぶつかる壁の乗り越え方についてお伝えしました。
従業員約67万人のイオングループ従業員に学びと気づきの機会を提供する「イオンデジタルアカデミー」の活動の一環として、継続的に開催されているのが「デジとーく」です。DXや組織づくりなど多岐にわたるテーマで社内外から講師を招き、ウェビナー形式で知見を共有されています。職種や部署の垣根を越えて毎回多くの方が参加される、活気あふれる学びの場となっています。
今回は、株式会社Aoba-BBTと株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックの共同開発コース「DX推進者養成講座」の受講を通して生まれたイオンデジタルアカデミー事務局とのご縁をきっかけに、本イベントへの登壇の機会をいただきました。
研修の学びが、このような形でお役に立てる機会へと発展したことを大変嬉しく思います。
今回のセミナーでは、申込の時点から熱量の高いコメントが多く寄せられ、参加者の皆様のDXや組織づくりに対する関心の高さが強くうかがえました。
まず、尾崎講師からは出発点として「変革は特別な誰かが起こす大きな変化だけではなく、1人ひとりが周りを巻き込み、みんなで変えていくとともに、自らも変わること」という考え方をお話ししました。これを踏まえ、セミナーでは以下の3つのテーマで「変わること(変革)」について掘り下げました。
尾崎講師は、経済産業省の「DX推進スキル標準」でも注目されている、ビジネスや業務の変革をけん引する人材「ビジネスアーキテクト」を紹介。求められる主なスキルとして、次の2点を取り上げました。
変革において「心理的安全性」は不可欠な土台です。エイミー・C・エドモンドソン教授の定義を引き、「無知、無能、ネガティブと思われても、このチームなら大丈夫」と信じられる状態の重要性を語りました。特に「課題や失敗をさらけ出せない『沈黙』こそが変革を阻害する」という指摘は、多くの参加者に響いたようです。また、心理的安全性を構成する4つの因子「話助挑新(わじょちょうしん)」(話しやすさ・助け合い・挑戦・新奇歓迎)も紹介されました。
変革を阻む壁には共通の型があり、それぞれに解決の方向性があります。尾崎講師が開発した「壁を突破するための変革マネジメント」にもあるように、5つの壁と、それぞれを突破するためのポイントが紹介されました。
続いての質疑応答では、時間いっぱいまで参加者の皆様からのご質問にお答えしました。事前アンケートでは「新しいシステムに抵抗感を持つ人にどうアプローチすればよいか」「自分の権限ではどうすることもできないことで、上司に相談しても対応してもらえなかった場合、部下にどう説明すればいいか」といった、リアルな悩みが多数寄せられました。
尾崎講師はその一つ一つに回答しつつ、最後に参加者の皆様へ「DXや変革には、テクニックやスキルだけでなく、個人と組織のマインドセットが必須であり、そのベースとなるのが『心理的安全性』です。組織の文化を変えていく過程で必ず壁は発生しますが、もし壁を感じたら、さてどう突破してやろうかと腕まくりをして、果敢に立ち向かってくださると嬉しいです」とエールを送りました。
セミナー終了後のアンケートではほぼすべての参加者から「業務に活かせそう」という高い評価をいただき、次のような嬉しい声も多数寄せられました。
「登壇者の実体験を交えた説明が分かりやすく、現場の状況と重ねて理解できた」
「5つの壁の話がまさに現場あるあるで、自分の置かれている状況を整理できた」
「心理的安全性の話がとても腑に落ち、日々の関わり方を見直すきっかけになった」
「失敗や抵抗を前向きに捉える考え方が印象に残った」
「自分の立場で何ができるかを考えるきっかけになった」
今回のセミナーが、変化の激しい時代に組織の壁を乗り越えていく皆様のお役に立てたのであれば幸いです。このような貴重な機会をくださったイオン株式会社様、そしてご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
ITプレナーズは、「ライトをつけて変革を促す」をミッションに掲げ、学びを通じて皆様の組織に明るいライトを灯す活動を続けています。「自社でもこうした組織開発のヒントを共有してほしい」といったご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせください。