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2026年1月29日、PeopleCert社よりITIL®の新しいバージョン「ITIL® (Version 5)」について発表がありました。
公式発表:https://www.itil.com/Itil-News-and-Announcements/itil-version-5-explained
PeopleCert Japanによる発表:https://peoplecert.jp/event.html#v5
デジタルトランスフォーメーションが加速し、AIなどの新技術がビジネスの根幹を支える現代において、ITサービスマネジメントも新たな進化を遂げようとしています。ITIL®認定教育事業者(ATO)であり、これまで日本国内でのITIL®の浸透に深く携わってきた当社として、皆様が安心して人材育成を継続できるよう、現在公開されている情報および当社の見解についてお知らせいたします。
英語版:ITIL® ファンデーション(Version 5)は2月中旬にリリース。その他の英語版のモジュールはすべて2026年内にリリース予定です。
日本語版:他の言語への対応も計画されておりますが、リリースのスケジュールは未定です。
ITIL® 4 日本語版は引き続きITサービスマネジメントの共通言語の業界標準として、またTIL® (Version 5) のサービスマネジメントのベースとして2027年まで提供されます。
現在の資格保持状況に応じて、以下のような移行が設定されています。
| ITIL® 4 ファンデーション | ITIL® (Version 5)の上位モジュールを受講するための前提条件としてそのまま有効です。 ただし、ITIL® (Version 5)の主要な変更点に焦点を当てた「ブリッジ研修」もリリース予定です。 |
| ITIL® 4 マネージング プロフェッショナル | 「ITIL® マネージング プロフェッショナル トランジション (MPT)」コースを受講し試験に合格することで、ITIL®マネージング プロフェッショナル(Version 5)へ移行します。このコースは、プロダクト、サービス、エクスペリエンス、トランスフォーメーションの更新内容や変更点に焦点を当てたものになります。 |
| ITIL® 4 ストラテジックリーダー | 新設される 「ITIL®トランスフォーメーション」コースを受講し試験に合格することで、ITIL®ストラテジックリーダー(Version 5)へ移行します。 |
| ITIL® 4 プラクティスマネージャー | 新設される 「ITIL®トランスフォーメーション」コースを受講し試験に合格することで、ITIL®プラクティスマネージャー(Version 5)へ移行します。 |
| ITIL® 4マスター | 「ITIL® マネージング プロフェッショナル トランジション (MPT)」コースを受講し試験に合格することで、ITIL® マスター(Version 5)へ移行します。 |
| ITIL® v3等、以前のバージョンからの移行 | ITIL® (Version 5)から新たに学ぶことが推奨されています。 ただし、ITIL® v3エキスパートおよびITIL® v3マスター保持者については直接「ITIL® マネージング プロフェッショナル トランジション (MPT)」コースを受講できます。 |
ITIL® 4は2019年のファンデーションを封切に、順番にリリースされました。そのインプットとなる市場調査は2017〜2018年と、DX黎明期でした。したがって、その内容は今となってはアップデートが必要と感じる部分も既に出てきています。
今回リリースを開始した最新のITIL® (Version 5)は、生成AIの台頭以降にそれまで以上に激しく変化していったデジタルな世界での実践をインプットとし、ITIL® 4の考え方をベースとしながらも、最新の具体的な事例に裏打ちされたデジタル時代のフレームワークへと進化していると言えます。私たちも、本格的なデジタル時代に価値を生み出すために参照できるフレームワークとして期待しています。
一方で、ITIL® (Version 5)の資格体系図を見ていただければわかるとおり、骨格レベルの大きな変更はありません。これが、ITIL® 4から5へは「リプレースではなく進化」だと表現される理由です。
新たなバージョンに期待が高まる一方で、日本語の書籍や試験のリリースに関する公式発表は現時点ではなく、PeopleCert社からの続報が待たれる状況です。また、日本語版のリリースは、今後変更や遅れが生じる可能性も考えられます。
そのため、ITIL® (Version 5)の動きを待つことなく、まずは現行リリースされているITIL® 4を学習され、ITIL® (Version 5)の日本語試験がリリースされた際に、差分を学習して「進化」していく戦略をお勧めします。
なお、現在提供しているITIL® 4の研修内容に関しましては、ITIL® (Version 5)の発表以降も、内容に変更はございません。
ITプレナーズは今後もPeopleCert社と連携し、最新情報を迅速にお届けすることで、皆様の人材育成を支援してまいります。
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