「ITIL® 4スペシャリスト:利害関係者の価値を主導」は、ITIL® 4のマネジメントプロフェッショナル(MP)カテゴリに含まれ、受講者はMPに向けて、関連する認定試験に合格する必要があります。「ITIL®4スペシャリスト:利害関係者の価値を主導」は、適切なレベルでの効果的なサービス関係の確立、維持、および発展に関するガイダンスを提供します。サービス・プロバイダと消費者の役割でサービスジャーニーをする組織をガイドし、効果的な相互作用とコミュニケーションをサポートします。
本コースは、AXELOSの試験シラバスに基づいた3日間のコースです。ITIL® 4のコンセプトや用語、演習、事例を活用し、ITIL® 4スペシャリストに合格するための知識を習得することができます。このコースは、「ITIL® 4 スペシャリスト:利害関係者の価値を主導」の認定試験に合格するための関連知識を習得します。
対象者
本コースの対象者は以下の通りですが、これに限定されるものではありません:
- 顧客、ユーザ、サプライヤとの交流に携わるサービスマネジメントの実務担当者
- サービス・プロバイダのチームリーダーおよび中間管理職
- サービスオーナ、プロダクトオーナ、サービス設計者
- 関係マネージャ、サービスレベルマネージャ、サービス体験マネージャ
このコースは、以下のような職種の方にお勧めです:
- 事業関係マネージャ、アカウントマネージャ、サービス提供マネージャ、サービスレベルマネージャ、エンタープライズアーキテクト、ソリューションアーキテクト、ビジネスアーキテクト、ビジネスアナリスト、プロジェクトマネージャ、需要マネージャ、ポートフォリオマネージャ、サプライヤ関係マネージャ、ベンダマネージャ、契約マネージャ、UXデザイナー、コンサルタント
- プロダクトオーナ、マーケティングマネージャ、ナレッジマネージャ、カスタマーサービスサポート、サイバーセキュリティーマネージャ
学習目標
本コースの学習目標は、「ITIL® 4スペシャリスト:利害関係者の価値を主導」試験シラバスの以下の学習成果に基づいています:
- カスタマー・ジャーニーの設計方法を理解できる
- 市場や利害関係者をターゲットにする方法がわかる
- 利害関係者との関係を発展させる方法を知る
- 需要を具体化し、サービス提供物を定義する方法を知る
- 期待に応え、サービスの詳細を合意する方法がわかる
- 顧客およびユーザをオンボードおよびオフボードする方法を知る
- 継続的な価値共創を確実にするための協力方法を知る(サービス消費/プロビジョニング)
- サービスの価値を実現し、その妥当性を検討する方法を知る
必須条件
- 「ITIL® 4 スペシャリスト:利害関係者の価値を主導」コースを受講するには、ITIL® 4 ファンデーション試験に合格している必要があります。
1日目 | 2日目 | 3日目 |
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はじめに | ユニット4: ジャーニーステップ3 - 提案 (続き) | ユニット8: ジャーニーステップ7 - 実現 |
ユニット1:カスタマー・ジャーニー | ユニット5: ジャーニーステップ4 - 合意 | 試験準備 |
ユニット2: ジャーニーステップ1 - 探究 | ユニット6: ジャーニーステップ5 - オンボード | |
ユニット3: ジャーニー
ステップ2 - エンゲージ | ユニット7: ジャーニーステップ6 - 共創 | |
ユニット4: ジャーニーステップ3 - 提案 | | |
開始時間、講義時間、休憩時間および終了時間はおおよその目安です。
コース概要
はじめに
ユニット1:カスタマー・ジャーニー
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- カスタマー・ジャーニーを把握する目的
- タッチポイントおよびサービスのやり取り
- ユニットのトピック
- カスタマー・ジャーニーのマッピング
- カスタマー・ジャーニーの設計
- カスタマー・ジャーニーの測定と改善
ユニット2: ジャーニーステップ1 – 探究
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- 探求ステップの目的
- ユニットのトピック
- サービス消費者を理解する
- サービス・プロバイダを理解する
- ターゲットとする市場を理解する
ユニット3: ジャーニーステップ2 – エンゲージ
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- エンゲージメントステップの目的
- サービス価値の側面
- ユニットのトピック
- サービス関係の種類
- サービス関係の構築
- 信頼と関係の構築と維持
- 顧客ニーズの分析
- サプライヤおよびパートナの管理
ユニット4: ジャーニーステップ3 – 提案
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- 需要喚起とサービス提供の目的
- ユニットのトピック
- 需要と機会の管理
- 顧客要求の特定と管理
- サービス内容とユーザ体験の設計
- サービス提供物を販売および調達する
ユニット5: ジャーニーステップ4 – 合意
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- 期待値の調整とサービス内容に合意する目的
- ユニットのトピック
- 価値共創の合意形成と計画
- サービスに関する交渉と合意
ユニット6: ジャーニーステップ5 – オンボード
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- オンボーディングとオフボーディングの目的
- ITILの管理プラクティス
- ユニットのトピック
- オンボーディングの計画
- ユーザと関係を築いて発展させる
- ユーザとのエンゲージメントとデリバリーチャネルの提供
- ユーザがサービスを受けられるようにする
- 相互に能力を高める
- オフボーディング
ユニット7: ジャーニーステップ6 – 共創
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- サービス供給・消費の目的
- ユニットのトピック
- サービス思考
- 継続的なサービスのやり取り
- ユーザコミュニティの育成
ユニット8: ジャーニーステップ7 – 実現
- ユニットの達成目標
- ユニットの目的
- サービス価値の測定
- 価値の把握とカスタマー・ジャーニー改善の目的
- さまざまな場面でサービス価値を実現する
- ユニットのトピック
- 価値実現の追跡
- 価値実現の評価と報告
- 価値実現の評価とカスタマージャーニーの改善
- サービス・プロバイダの価値を実現する
提供方法 | オンラインプロクタリング試験 |
資料の持ち込み | 不可 |
試験監督 | あり |
試験時間 | 90分間。試験言語が母国語でない受験者には+25%の延長時間あり |
問題数 | 40問の多岐選択式問題 (1問正答につき1点)
ブルームレベル2および3
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合格ライン | 70% (28問正答) |
受験前提要件 | 「ITIL® 4 スペシャリスト:利害関係者の価値を主導」を受験するには、ITIL® 4 ファンデーション試験に合格している必要があります。さらに受験者は、このモジュールの認定研修を受講している必要があります。 |
受講者の声
- カスタマージャーニー、そして利害関係者の色々を知ることができた。V3にあったプロセスのコミュニケーションが整理できた。
- サービスプロバイダとの関係ごと(基本的な関係・協力関係・パートナーシップ)で、各フェーズで実施することが整理されていたところがわかりやすかった。
- たくさんの参考書籍、経験談を紹介してくれていたこと、そして最初にこの内容は…といった形で概要を説明してから本文に入っていたことで理解が進んだのでありがたかったです。
- ITIL® の内容はかなりあいまいというか抽象化されているのでイメージが湧きづらいイメージでしたが、講師の方が多くの例を説明してくれたのでとてもわかりやすく、どういうこと意味するのかよく理解できました。
オープンコース開催日程
ITプレナーズが開催しているオープンコースのスケジュールです。すべてのコースは開催が確定しています。
パートナーのみなさまは、最少催行人数や教材・試験の発注などを気にすることなく、受講者を参加させることができます。受講者のみなさまは、ご希望のコースをご希望のパートナー経由でお申込みいただけます。
- 2024年5月
- 5/15-17 Zoom
- 2024年6月
- 6/10-12 Zoom
- 2024年7月
- 7/16-18 Zoom
- 2024年8月
- 8/19-21 Zoom
- 2024年9月
- 9/17-19 Zoom
- 2024年10月
- 10/28-30 Zoom
- 2024年11月
- 11/25-27 Zoom
- 2024年12月
- 12/16-18 Zoom
- 2025年1月
- 1/20-22 Zoom
DSVがよくわかる!解説動画
DSVについて「どのような人・課題に有益なのか?」「何が学べるのか?」などのポイントをわかりやすく解説したセミナー動画をYouTubeに掲載しています。ぜひ学びにご活用ください。
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