ITIL®

ITIL® 4 マネージングプロフェッショナル移行(MPT)【試験つき】

認定資格
ITIL® 4 マネージングプロフェッショナル移行
期間
5日間
学習形態
集合研修・オンラインLive研修
言語
日本語、英語
PMI® PDUs
24 (W: 8 P: 10 B: 6)

ITIL® 4マネージングプロフェッショナル移行モジュールは、ITIL V3のプロフェッショナル達がITIL® 4認定スキームに簡単に移行できるようにするブリッジコースです。ITIL® 4マネージングプロフェッショナル移行モジュールは、ITILエキスパートまたは17クレジット以上保有している方が1つのコースと1つの試験を通じてITIL® 4マネージングプロフェッショナル認定を取得できるように設計されています。   

本コースの目的は、受講者が以下を理解できるようになることです:  

  • ITIL® 4ファンデーションの主要な概念と定義。これには、ITIL V3とITIL® 4との比較とそれらの実際の適用方法との主な違い 
  • ITILマネージングプロフェッショナルの各モジュールにおける主な要素 「作成・提供・サポート(CDS)」「 利害関係者の価値を主導(DSV)」「 ハイベロシティIT(HVIT)」「 指示・計画・改善(DPI)」

対象者

  • ITIL® 4 MP移行モジュールのトレーニングは、ITサービスマネジメントの経験が豊富で、ITIL® 4の知識と適用スキルの開発を希望するすべてのITSM実践者の方を対象としています。
  • ITIL® 4マネージングプロフェッショナル移行試験を受験するには、受験者はITILエキスパートまたはITIL V3ファンデーションおよびインターミディエイトまたはプラクティショナから最低17クレジットを取得している必要があります。

学習目標

コースの学習目標は、マネージングプロフェッショナル移行試験シラバスの以下の学習成果に基づいています: 

  • サービスマネジメントの重要な概念を理解できる
  • ITILの従うべき原則が、組織がサービスマネジメントを適用および適応するのにどのように役立つかを理解できる
  • サービスマネジメントの4つの側面を理解できる
  • ITILサービスバリュー・システムの目的と構成要素を理解できる
  • サービスバリュー・チェーンのアクティビティ、およびそれらの相互作用を理解できる
  • サービスを作成、提供、サポートするためのサービスバリュー・ストリームを計画および構築する方法を理解できる
  • バリューストリームを使用して新しいサービスを設計、開発、移行する方法がわかる
  • バリューストリームを使用してユーザーサポートを提供する方法がわかる
  • キュー(待ち)とバックログの管理、作業の優先順位付けなど、サービスを作成・提供・サポートするための作業とアクティビティの調整、優先順位付け、構造化の方法がわかる
  • カスタマージャーニーの設計方法を理解できる
  • 利害関係者との関係を促進する方法がわかる
  • 需要を形成し、提供するサービスを定義する方法がわかる
  • 顧客およびユーザーをオンボードおよびオフボードする方法がわかる
  • 継続的な価値の共創(サービス消費/供給)を確保するために一緒に行動する方法がわかる
  • サービスの価値を実現し検証する方法がわかる
  • デジタルエンタープライズの高速性に関する概念を理解できる
  • ハイベロシティITが以下に関連していることを理解できる:
    • サービスマネジメントの4つの側面
    • ITILサービスバリュー・システム
    • サービスバリュー・チェーン
    • デジタルプロダクト・ライフサイクル
  • 以下の原則、モデル、および概念を理解し、活用方法を理解できる:
    • 倫理
    • 安全なカルチャー
    • リーンなカルチャー
    • トヨタのカタ
    • リーン/アジャイル/レジリエント/継続
    • サービス優位のロジック
    • デザイン思考
    • 複雑さの思考
  • コントロールの範囲を特定し、この範囲内で:
    • 目標と要件をカスケードする方法がわかる
    • 効果的な方針、コントロール、ガイドラインを定義する方法がわかる
    • 意思決定機関を適切なレベルに配置する方法がわかる
  • DPIにおけるリスクとリスク管理の役割を理解できる
  • ガバナンスがDPIに与える影響を理解できる
  • コントロールが十分であるが、過度ではないことを確認する方法がわかる
  • 組織変更の管理の性質、範囲、および潜在的な利点を理解できる
  • コミュニケーションと組織変更の管理の主要な原則と手順の使用方法がわかる

必須条件

  • ITIL V3認定から17クレジット以上保有していること

コース内容

パート1: ITIL 4 ファンデーション

  • サービスマネジメントの主要な概念
  • ITILの従うべき原則
  • サービスマネジメントの4つの側面
  • サービスバリュー・システムとサービスバリュー・チェーン

パート2: 作成・提供・サポート(CDS)

  • ITSMプロフェッショナリズム
  • リソースプランニングおよび管理
  • 作成・提供・サポートのハウツー
  • 業務の優先度付けと管理

パート3: 利害関係者の価値を主導 (DSV)

  • カスタマージャーニー
  • 関係の構築
  • 需要の形成とサービス提供の定義
  • 顧客とユーザーのオンボーディングとオフボーディング
  • サービス価値の実現と妥当性確認

パート4: ハイベロシティIT(HVIT)

  • イントロダクション
  • ハイベロシティITの主要な概念
  • ハイベロシティITの目標
  • ハイベロシティITIL
  • ハイベロシティITカルチャー

パート5: 指示・計画・改善(DPI)

  • イントロダクション 
  • 指示・計画・改善の主要な概念
  • GRCの役割と、サービスバリュー・システムへの統合
  • 組織変更の管理

コーススケジュール

第1部

1日目2日目3日目
コース紹介パート2:
ITIL® 4 作成・提供・サポート (続き)
パート3:
ITIL® 4 利害関係者の価値を主導 (続き)
パート1:
ITIL® 4 ファンデーション
パート3:
ITIL® 4 利害関係者の価値を主導
パート4:
ITIL® 4 ハイベロシティIT
パート2:
ITIL® 4 作成・提供・サポート

第2部

4日目5日目試験日
パート4:
ITIL® 4 ハイベロシティIT (続き)
パート5:
ITIL® 4 指示・計画・改善 (続き)
試験対策
パート5:
ITIL® 4 指示・計画・改善
試験対策試験

アジェンダ概要

ユニット 1:コース概要

  • 自己紹介
  • コース概要
  • コースの達成目標
  • コース構成
  • 今の時代におけるITサービスマネジメントの紹介
  • ITIL® 4の紹介
  • ITIL® 4の構造とベネフィット(利点)
  • ケーススタディ:Axle Car Hire社
  • ケーススタディ:Axle社の主要な登場人物
  • ケーススタディ:Axle社CIOのビジョン
  • 試験詳細
  • ITIL® 4資格体系

ユニット 2:サービスマネジメント – 主要なコンセプト

  • 趣旨と背景
  • サービスマネジメント
  • ユニットの達成目標
  • 価値と価値共創
  • 価値:サービス、製品とリソース
  • サービス関係
  • 価値:成果、コストとリスク
  • アクティビティ:理解度チェック

ユニット 3:従うべき原則

  • 趣旨と背景
  • 従うべき原則の識別
  • ユニットの達成目標
  • 7つの従うべき原則
  • 従うべき原則の適用
  • アクティビティ:理解度チェック

ユニット 4:サービスマネジメントの4つの側面

  • 趣旨と背景
  • 4つの側面
  • サービスバリュー・システムの4つの側面
  • ユニットの達成目標
  • 組織と人材
  • 情報と技術
  • パートナとサプライヤ
  • バリュー・ストリームとプロセス
  • その他の要素とPESTLEモデル
  • アクティビティ:理解度チェック

ユニット 5:サービス・バリューシステム

  • 趣旨と背景
  • サービスバリュー・システムとサービス・バリューチェーン
  • ユニットの達成目標
  • サービスバリュー・システムの概要
  • サービス・バリューチェーンの概要
  • アクティビティ:理解度チェック

ユニット 6:継続的改善

  • 趣旨と背景
  • ユニットの達成目標
  • 継続的改善の紹介
  • 継続的改善モデル
  • 継続的改善と従うべき原則の関係
  • アクティビティ:理解度チェック

ユニット 7:ITILプラクティスの概要

  • 趣旨と背景
  • ITILマネジメントのプラクティス
  • ユニットの達成目標
  • 継続的改善プラクティス
  • 変更コントロールプラクティス
  • インシデント管理プラクティス
  • 問題管理プラクティス
  • サービス要求管理プラクティス
  • サービスデスクプラクティス
  • サービスレベル管理プラクティス
  • ITILプラクティスの目的
  • アクティビティ:インシデントの解決

試験詳細

提供方法オンラインプロクタリング試験
資料の持ち込み不可
試験監督あり
試験時間90分間。試験言語が母国語でない受験者には+25%の延長時間あり
問題数40問の多岐選択式問題 (1問正答につき1点)
ブルームレベル2の問題が23問 ブルームレベル3の問題が17問
合格ライン70% (28問正答)
受験要件ITIL V3認定から17クレジット以上保有していること

受講者の声

  • ITIL® 4のフレームワークの変化点を網羅的に把握できる。
  • 急激な変化を伴う時代に如何に価値を実現するサービスを作り上げ、継続的に価値を発揮し続けるか、のあるべき考え方が理解できた。
  • アジャイル、DX、リーンなどサービス事業を推進するにあたっての方式やITIL® 4における新しい概念(サービスバリューチェン、バリューストリーム、カスタマジャーニーなど)を学ぶことができ,次のシステム運用やサービス提供を考えるための知識を得ることができた。

開催日程

ITプレナーズが開催している公開コースのスケジュールです。すべてのコースは開催が確定しています。
パートナーのみなさまは、最少催行人数や教材・試験の発注などを気にすることなく、受講者を参加させることができます。受講者のみなさまは、ご希望のコースをご希望のパートナー経由でお申込みいただけます。

2023年1月
2023年2月
第1部
2/8-10
第2部
2/16-17 Zoom
2023年3月
2023年4月
2023年5月
第1部
5/10-12
第2部
5/18-19 Zoom
2023年6月
第1部
5/31-6/2
第2部
6/8-9 Zoom
2023年7月
第1部
7/5-7
第2部
7/13-14 Zoom
2023年8月
第1部
8/1-3
第2部
8/9-10 Zoom
2023年9月
第1部
9/4-6
第2部
9/11-12 Zoom

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