事例紹介

MarsLander®Onlineを受講して

日本電気株式会社様
受講者の声
2020.12.12

※本記事は2020年に日本クイント株式会社が作成した記事を再掲したものです。

 

MarsLander® Online

このゲームの舞台は宇宙です。参加者は、SPACE-Y社の社員として、火星(Mars)にロケットを送り、採取したデータを大学や研究機関に提供するサービスを展開します。次々と発生するインシデントに対応しながら、顧客からの要求にも答え、改善も行い、チーム一丸となって価値の高いサービスを提供してビジネスを成功させることを目指します。

今回は、日本で最初にこの「MarsLander® Online」にご参加いただいたNEC社のみなさんの声をまとめました。

お客様情報

NEC様では、2019年10月1日を封切りに、お客様のDXを実現するための、ネットワークを柔軟に活用し、人・モノが生み出すデータを産業の枠を越え賢くつなぐ「NEC Smart Connectivity」を実現するサービスをぞくぞくとリリースされています。そのサービスの品質の維持と更なる進化のために、ITIL® の活用やサービスマネジメント人材の育成にも力を入れていらっしゃいます。

今回はその一貫として、ITIL® 4 を体感する「MarsLander® オンライン」にご参加いただきました。みなさん楽しみながら、ITIL® 4 が目指す「顧客や利害関係者との価値の共創とは何か。どのように振舞えばそれば実現できるのか」を実感いただけました。

【ご参考】NEC Smart Connectivity

第1回 MarsLander® オンライン アンケート結果

Q1. どんな人にお勧めですか?

  • ITIL®、アジャイル開発、DevOpsがどのようなものか、イメージをつかみたい方。
  • サービスの開発/保守/マネジメントなどに新たに携わる予定の人たち。
  • 新入社員(サービスに関わらずどんな業務を進める上で大事なポイントが含まれているので新入社員にも)。
  • チームで仕事を進めている人(ほとんどの方がそうだと思います)であれば、良い気づきが得られると感じましたので、広くお勧めできると思います。

 

Q2. 今回の研修で興味を持った言葉や考え方とその理由を教えてください。

  • 自身の役割に閉じずに他の役割の仕事も協力して解決する考え方、それを研修の中で体験できたこと。
  • 残っている仕事や作業が見える化することについて興味をもった。見える化されたことによって、手が空いている人が助けにいくことができ、チーム全体の効率がよくなったため。
  • 「自律的」のキーワードが印象に残りました。チームで効率的に作業を進めるためには、それぞれの役割をこなすだけでなく、周りに気を配り、自分から枠を超えて作業を進める「自律」が必要だということを体感できました。
  • 「役割を超えて1つのチームになる」チームとして仕事を進めているところは多いと思いますが、役割を超えて動くところまでは自分としても意識できていませんでした。
  • それぞれが持っている課題やリソースを可視化できるボードや、スプリントごとの振り返りの場の考え方に興味を持ちました。体験する中で実際にチームとしてお互いの状況を確認できるようになり、結果としても向上しており、効果を実感しました。
  • DevOpsという言葉(初めて聞きました)。私の役割がフライトオペレータだったので、最初のスプリントでは 課題(トラブル)をサービスデスクに挙げて、回答を待つだけでしたが、次のスプリントでSEや開発に働きかける(カードを見に行く)ことでゲームがうまくいき、DevOpsがそういうことなんだと体験できたから。

 

Q3. 今回の研修で学んだことや現場で活かせそうだなと思ったことを教えてください。

  • DevOpsの考え方を取り入れたサービスの開発/運用。
  • 手が空いているときは忙しいところを手伝うこと。個人それぞれのタスク量を可視化すること。放置すると様々な問題が発生させてしまうリスクは早めに片付けることが大事なので現場でも活かそうと思った。
  • まずはチームメンバの作業の見える化に工夫が必要だと思い、定例のミーティングなどで状況把握が出来ればと思いました。また、作業のゴールを意識し、それに必要なアクションを、枠を超えて考えていければと思います。
  • ツールを活用した見える化(カンバンやダッシュボード)は、アジャイル(ソフトウェア)開発でなくても、タスクの進捗状況を把握するのに使ってみたいと思いました。
  • チームメンバ内で課題やタスクを見える化することや、定期的にチームで振り返りの場を設けていきたいと感じました。
  • 見える化による進捗管理や協働は今までもある程度はやってはいましたが、ゲーム中での可視化ボードで見える化の重要性を再認識できました。DWP(office365)のPlannerなども活用していけたらと思います。

 

Q4. その他、今回の研修の感想を教えてください。

  • アジャイル開発について少しだけ聞いたことはありましたが、今回の研修によってイメージを掴むことができた。
  • さらにチームの効率をよくするためには、タスクの可視化が有効であることに気づいた。
  • チームでの目標達成に向けた活動をシミュレーションでき、また改善などを体感でき、とても実践的な内容だったと思います。現実とのギャップを埋めながら、是非通常業務でも意識して活かしていければと思います。
  • 座学で学ぶよりも、体験することでその効果を実感することが出来ました。ITIL®について勉強をしてみたいと思えるきっかけになりました。
  • 私はITIL®、サービスマネジメントの知識、経験が全くありませんでしたが、ゲームという場を通じてサービス提供の一連の流れを疑似体験できたことは大変有意義で、興味が湧き、自分の業務にも活かしたいなあと感じました。

第2回 MarsLander® オンライン アンケート結果

Q1. どんな人にお勧めですか?

  • 開発に関係する業務内容の方全員。
  • アジャイル開発に興味がある人。
  • コンサルなど戦略立案を仕事にしている人。
  • 新入社員や、整理が苦手な人。
  • チームワークを高めていきたい人。

 

Q2. 今回の研修で興味を持った言葉や考え方とその理由を教えてください。

  • 顧客からの要求はタイムリーに対応しないと顧客満足度は上がらない。まさにその通りだと感じたため。
  • 利益を取るのかリスクをとるのか。どちらも重要なポイントでその場の状況に応じて臨機応変に対応する必要があると考えさせられたから。
  • タスクの優先度付けを議論しながら行うという考え方に興味を持ちました。理由は、異なる価値観を持つ人と議論することで、より良い仕事ができることが分かり、業務で生かせそうだと思ったからです。
  • 周りの状況を見る。一人で仕事をしていると周りの状況をよく見ることができないが、周りを見ることで気付けることがあるので重要だと感じた。
  • 「価値に着目する」や「協働し、可視化する」。ゲーム中のアクションがどのような効果(価値)を生むかを考え、チームで答えを出していくことが良い結果につながると感じたから。

 

Q3. 今回の研修で学んだことや現場で活かせそうだなと思ったことを教えてください。

  • リスクや改善タスクは早く実施するほど、効果が出やすいことを意識しながら、業務を進めたいと感じました。
  • 自分の役割だけでなく、余裕があれば他の人をフォローする。
  • 他の人の作業状態を把握して、適切な仕事の割り振りを考えること。チームのメンバーが苦しんでいたら手を差し伸べる
  • 周囲との業務内容・量の把握・共有が大切だということです。普段の業務内容で、まさに把握することで、仕事がうまく進みやすくなるだろうと思ったからです。
  • 周囲の方との連携や優先順位の付け方。
  • 常に可視化して見せること。タスクの量を把握し、優先順位をつける。
  • すべきことを可視化して共有することで、自身の貢献できるところが分かったり、助け合うことができたりするということの重要さに、基本的ですがあらためて気づくことができました。

 

Q4. その他、今回の研修の感想を教えてください。

  • ルールの把握が難しかったですが、分かれば、何を考えるべきかがこのゲームに参加することで理解することができ、非常に良い研修体験でした。
  • ゲーム感覚で楽しみつつ、学べるものが多くよい研修だった。
  • チームワークがとても重要な研修で今までよりも協調性を鍛えることができました。

 

 

MarsLander® Online

最新のITサービスマネジメント(ITSM)を体験できるオンライン型のゲーミフィケーションです。
Mars(火星)へロケットを送り、採取したデータを大学や研究機関に提供するサービスをビジネスとする企業が舞台です。
次々と発生するインシデントに対応しながら、顧客からの要求にも応え、改善も行い、チーム一丸となって価値の高いサービスを提供してビジネスを成功させることを目指します。

本ゲームは、従来のITサービスマネジメントの主要な概念であった管理プロセスや用語だけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応するための概念も体験できるよう設計されています。