DevOpsワークショップ

フェニックスプロジェクト DevOpsシミュレーション研修

期間
1日間
学習形態
集合研修
言語
日本語

部門間のコラボレーションを、ゲーム形式で楽しく実践的に学ぶ

組織改革やDX推進などの新しい取り組みにおいては、部門間の協働とコラボレーションが重要となります。異なる部門の知識やリソースを結集し、情報共有と迅速な意思決定を実現することで、競争力を向上させることができます。しかし実際は、部門間の衝突に悩む企業が多いのが現状です。

「フェニックスプロジェクト DevOpsシミュレーション研修」では、ビジネス推進の鍵となる部門間のコラボレーションを、ゲーム形式で楽しく、手を動かしながら実践的に学べます。

この研修は、書籍「The Phoenix Project(邦題:The DevOps 逆転だ!究極の継続的デリバリー)」をベースにしています。書籍では、短期間で新サービスをリリースしなければならない危機的な状況にある組織が、さらに様々な困難に直面しながらも、チーム間の連携で成功への道を切り開いていくストーリーが展開されます。

研修では、物語の流れに沿ったシミュレーションを通じて、参加者自身がビジネス部門・開発部門・運用部門に分かれて役割を担い、チーム間のコラボレーションや次々と発生する課題への対応を体験できます。1日の研修の中で一連の取り組みを4回繰り返し、毎回ふりかえりを行って、改善策を自ら見つけていくことで、より実務で役立つ力を身につけられます。安全に失敗でき、即座に結果が得られるシミュレーション環境だからこそ、アイデアを出し合い、意見を交換しながら、通常の業務では試すことのできない様々なアプローチを試すことができます。

シミュレーションでは、書籍に沿ってビジネス部門や開発部門、運用部門の役割が用意されていますので、IT関連の業務に携わる方には特に理解しやすいつくりとなっていますが、IT以外の分野の方でも学びを得ることができます。
また、実際にチーム横断のメンバーで参加したり、ビジネス側の参加者が研修では開発の役割を選んでみるなど、通常とは違う役割を体験することで、他の立場の難しさを理解することができ、組織内での相互理解にも役立ちます。

対象者

本シミュレーションは、自社のITソリューションの価値を高めたい、あるいは自社のITサービスのパフォーマンスを向上させるためにリーンやアジャイル、ITSMの原則を適用したいと考えている事業部門、開発、および運用に携わるすべての役職の方を対象としています。

または、組織内のカルチャーを形成してより良いコラボレーションを作り出し、結果としてエラーフリーな(エラーの無い)ITソリューションをより素早くデプロイしたい組織も対象です。

本シミュレーションは、以下のようなケースで利用できます︓

  • アウェアネスプログラム(意識付け、認知度向上)
  • アセスメントの一部
  • チームビルディング

学習目標

  • 実際の業務環境でどのようにDevOpsを適用するか理解する
  • SLA要件と、計画したITプロジェクトとの適切なバランスをどのようにして見極めるかを把握する
  • DevOpsが事業に多大な価値をもたらすことができる方法を体験する
  • IT部門の効率と効果性をどのようにして高めるか理解する
  • どうやってチーム内で良いフロー(仕事の流れ)を作り出すのかを理解する
  • どのようにしてDevOps環境の中で活躍できるスキルを育成するか理解する
  • ITプロジェクトをより成功させるために、事業側の責任をどのように示すか把握する

必須条件

  • 特になし
  • アジャイル、アジャイルスクラムの基礎に精通し、リーンやITSMの原則の知識があると理解を深めやすくなります。

受講者の声

  • トライアンドエラーを繰り返せる。自分たちの改善を肌で感じることができる。
  • メンバーで業務を話しながら改善し、効率化していくプロセスを学ぶことができた。
  • ビジネス、開発、運用と違った層での協働のイメージができた。
  • どのような職務の人でも理解できるようにできていた。

事例紹介

株式会社北國銀行様

「DXの新しい取り組みに必要な人材を育てる!シミュレーション型研修で開発チームに定着したアジャイル・DevOpsのマインド」

「次世代版 地域総合会社」を目指し、お客様のニーズに対応するために様々なデジタルトランスフォーメーション戦略、システム戦略に注力している、株式会社北國銀行(以下、北國銀行)。その過程で新たな時代に向けた人材育成の必要を感じ、このたび株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック(以下、ITプレナーズ)の「フェニックスプロジェクト DevOpsシミュレーション研修」を3回実施し、計36名が受講しました。