ITIL® 4 よくある質問


今からでもITIL® V3ファンデーション研修を受けるべきでしょうか?

今から新しく研修を受講する方も、ITIL® V3ファンデーション試験の合格を目指すべきです。というのも、この資格は組織でも、個人に対してもITおよびデジタルサービスから最適な価値を得ることに役立ち続けるからです。この資格は、受講生に対して明快な能力モデルを提供し、現時点での事業戦略、ニーズ、組織における業務遂行に整合し続けています。

 

ITIL® V3の上位研修受講は中止するべきでしょうか?

ITIL® 4のSpecialistやStrategistまたはLeaderといったコースが受講できる段階まで待つということも可能です。しかしながら、それらのコースの日本語化はまだ一部のみとなっております。現行のITIL® V3インターミディエイトやプラクティショナといったコースを受講することによって、受講者はITIL® 4 Managing Professional 移行モジュールを選択するための資格を得ることができます。

 

ITプレナーズからはどのような研修コースが提供されますか?

ITプレナーズからはITIL® 4ファンデーションをはじめ、 すでに複数のITIL® 4コースを提供しています。
今後も、ITプレナーズは上位コースのラインナップを拡充していきます。

 

ITIL® 4の対象範囲はITIL® V3と同じですか?

ITIL®のコンテンツはITIL® 4のリリースによって現状よりさらに広がり、今日すでにそうであるように、また将来においてアジャイル、DevOps、デジタルトランスフォーメーションがそうなっていくように、ビジネスとテクノロジの領域に重点を置いています。この結果、全域にわたって製品とサービスについての総合された見方を促進されます。ITIL® 4はITの開発者にも実務に携わる方々にもそしてビジネスの側の方々にも一層重要なものとなるでしょう。

 

ITIL® V3は引き続き組織にとって価値があり続けるのでしょうか?

ITIL® 4が導入されたからといって、ITIL® V3の価値がなくなることにはなりません。ITIL® V3はこれまでと同様の価値があり、数多くのITを実務とする皆さんから広く必要とされ続けます。世界中の何百万という人々やビジネスに価値を与え続けるのです。全てのITIL®の認定は、今回のアップデートの後も有効であり続け、価値ある資格として認識され続けるでしょう。

 

ITIL® Strategistモジュールは2種類あるんですか?

ITIL 4のスキームを参照すると、ITIL® Strategist Direct, Plan & Improveというモジュールが異なる2箇所の枠組みの中に組み込まれていることがわかります。このモジュールは、どちらにおいても同じモジュールですが、両方の枠組みの中で必要とされる価値を提供しているので、それぞれに組み込まれています。

 

ITIL® Managing Professionalへの移行はどうなるんですか?

Managing Professional Transitionコースは認定されたトレーニングコースと試験のセットとなります。このコースを受けることにより、ITIL V3移行資格所有者(ITIL V3でのエキスパートおよび17クレジットに達している方々)は、 ITIL Managing Professional (ITIL MP) への移行を目指すことが可能となります。

 

ITIL® 4は組織にどのような価値をもたらしますか?

ITIL® 4はITIL® V3から進化しました。すなわち、すでに高く評価されているITサービスマネジメントの中核部分を保持したまま、組織が今日のデジタルな世界に必要とされる新しい業務の進め方を採用するための実践的かつフレキシブルな移行を可能とします。

 

実際のところ、ITIL® 4は何を提供するんでしょうか?

ITIL® 4は組織が新しいデジタルトランスフォーメーションの世界へと進むための支持基盤を提供することになるでしょう。それは、今日の複雑なビジネス状況の中で人間とデジタル、そして物理的なリソースを整合させ、新しいテクノロジーをITオペレーションに組み込むことを促進することになるでしょう。