データ&ナレッジ

連載「SIAM™ はじめの一歩」第11回:SIAM™を学ぶとよいのは誰?

2023.1.20

購買部門

購買部門では、複数のサービスプロバイダ(協力会社、サプライヤ、パートナーとも言われます)との取引を行うため、SIAM™の考え方は非常に役に立ちます。

 

IT部門やサービスの主管部門

「SIAM™の歴史」で説明した通り、SIAM™は元々はIT部門が複数のITサービスとそのプロバイダを管理するために誕生した考え方です。また、IT部門に限らず、サービスの主管部門では、そのサービスを構成する複数のサービスとそのプロバイダを統合的に管理するためにSIAM™を参照することをお勧めします。

 

IT企業やコンサルティング企業

能力と実績があるIT企業は、マルチベンダ環境においてプライムベンダとして他の企業(サービスプロバイダ)を取りまとめるような役割を担っていることが多いでしょう。その活動をより根拠を持って価値付け、「必要に駆られて最低限実施する」から「より高い価値をお届けするためにしっかり実施する」へと昇華するためにSIAM™を参照することをお勧めします。

このような「サービスの統合」という観点での課題解決を行うという意味で、コンサルティング企業にとっても、SIAM™は有用な情報源となります。

 


著者紹介

株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック
最上 千佳子

システムエンジニアとして提案、設計、構築、運用、教育など幅広く経験。2008年、ITサービスマネジメントの教育とコンサルティングを行うオランダQuint社の日本法人、日本クイント株式会社へ入社。ITIL® 認定講師として多くの受講生を輩出。2012年3月、代表取締役に就任。ITSM、リーン、アジャイル、DevOps等、ITをマネジメントにより強化しビジネスへ貢献するための、人材と組織の強化に従事。2022年4月日本クイント株式会社は、BBTグループの株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックと統合。
著書:「ITIL® はじめの一歩 スッキリわかるITILの基本と業務改善のしくみ(翔泳社)」「ITIL®4の教本 ベストプラクティスで学ぶサービスマネジメントの教科書(翔泳社)」